トラック運転手に転職したい!トラック運転手になりたい!けど、、
- 運送業界ってブラック企業だらけのイメージで、なかなか一歩を踏み出せない
- 運送会社を選ぶ際の注意点が分からない
- 良い運送会社に入れるのか心配
など、このように不安に思っている人は多いですよね。
運送会社は星の数ほどあり、求人情報も数え切れないほどありますが、良い運送会社を見つけるのはかなり難しいです。
この記事では、トラック運転手への転職を成功させるために、「少しでも良い運送会社を見極める方法」についてお伝えします。是非参考にして下さい。
良い運送会社を見極めるポイント
- 福利厚生が充実している
- 新しいトラックが揃っている
- トラックが綺麗にされている
- 安全装置が装備されている
- 下請けではなく元請けに近い会社
順番に解説していきます。
福利厚生が充実している
良い運送会社を見極めるには、まず福利厚生や待遇面が充実しているか確認することが大切です。
現在、ほとんどの運送会社が社会保険に加入していますが、稀に未加入の運送会社もあるので注意が必要です。
社会保険(雇用・労災・健康・厚生年金)は法律で義務付けられている法定福利厚生になります。
その他に、それぞれの運送会社が独自に設けている法定外福利厚生があります。
- 休日休暇(GW・夏季・年末年始・有給・慶弔)
- 昇給年1回・賞与年2回・退職金制度
- 健康診断
- 交通費支給、車・バイク通勤OK
- 休憩室・シャワー・寮完備
- 資格取得支援制度
- 制服・作業服貸与
- 休日・祝日出勤・残業手当
- 各種手当(無事故・洗車・通信・皆勤・家族手当等)
- 産前・産後休暇・保育所の利用
- 結婚・出産祝金
以上の項目が充実している、または自分の希望するものが備わっているかどうかを確認しておきましょう。
福利厚生は、運送会社によって様々なので他の運送会社と見比べることが大切です。
そして、あなたが納得できる運送会社を選びましょう。
新しいトラックが揃っている
年式の新しいトラックが揃っている運送会社すべてが良い会社とは限りませんが、見極める際に見るべきポイントです。
現在の最新型トラックの多くには、衝突被害軽減ブレーキや、車線逸脱警報装置などが標準装備されています。
古いトラックには、このような装置がないので安全面において劣ります。
新しいトラックは快適に乗れますし、安全面も格段に進化しているので新しいトラックが揃っている運送会社は、比較的良い運送会社とみていいでしょう。
古いトラックは乗り心地が悪かったり、足回りからギシギシ音が鳴ったり、点検や整備に関して、いい加減な会社だと不具合や故障なんかも多いです。
できるだけ最新型のトラックを導入している運送会社を選ぶようにしましょう。
トラックが綺麗にされている
トラックが綺麗にされているかどうかも、良い運送会社を見極める際に見るべきポイントです。
単純に「トラックが汚れていないか、綺麗に洗車されているかどうか」です。
ほとんどの運送会社には、愛車手当や洗車手当などがあります。
トラックが綺麗な状態であるということは、運転手が洗車をする時間があるということです。
トラックが汚い運送会社は、洗車する時間がないほど、長時間労働などが横行していると考えられます。
また、洗車する時間がないような運送会社は、先ほどと同様、点検や整備に関してもいい加減な可能性が高いです。
安全装置が装備されている
最近ではドライブレコーダーやバックモニターなどの安全装置は、装備されているのが当たり前になってきています。
安全装置の有無によって、その運送会社がドライバーの「安心・安全」に対して意識が高いことも分かりますし、トラックに装備することで事故防止にもつながります。
ドライブレコーダーは、事故を起こしてしまった際に、事故映像が証拠として確保されているので安心です。
また、バックモニターは、ミラーには写らない死角を写してくれるので、駐車時に役立ちます。そして、接触防止なども期待できます。
トラックドライバー初心者の方や、運転に慣れていない方には非常に役立つ装備です。
積極的に安全装置を導入している運送会社は、ドライバーの安全確保に力を注いでいると判断できるので、労働環境が整った良い運送会社です。
下請けではなく元請けに近い会社
気になっている運送会社が、「何次請けの会社であるか」ということも良い運送会社を見極める際の重要なポイントになってきます。
運送業界は、「荷主(依頼主)→ 元請け→一次下請け→二次下請け→三次下請け」の順に下請けになればなるほど、同じ仕事内容でも労働条件が悪くなっていきます。
例えば、下請けになればなるほど当然運賃はピンハネされるので、高速道路が使用できずに、長時間運行や労働条件が悪くなるということです。
そして、従業員の給料面や待遇面にも影響がでてしまいます。
元請けよりも下請けに良い仕事が回ってくるということは、ほとんどないので必ず元請けに近い運送会社を選ぶようにして下さい。
求人情報で気になる運送会社を見つけたら、その運送会社のホームページを見て、取引先がどんな会社なのかを必ず確認するようにしましょう。
大手企業や大手運送会社
個人零細などの聞いたことがないような運送会社
狙い目な運送会社!
運送会社にも様々な待遇や特徴があります。狙い目の運送会社について紹介していきます。
入社祝金
運送業界の人手不足を少しでも解消させたいという目的から、近年「入社祝金」を支払う運送会社が増えています。
新しく仕事を始める時は、何かとお金がかかることがあると思うので、入社祝金制度のある会社はとても魅力的です。
支払い時期に関しては、研修期間終了後や正社員登録後、または3ヶ月後など明確なタイミングを記載している求人もありますが、記載していない求人もあります。
運送会社によって細かいルールや金額が変わってくるので、入社後トラブルにならない為にも記載していない場合は、面接の際にしっかりと確認するようにしましょう。
免許・資格取得支援制度
資格取得支援制度は、必要な免許や資格を取得する際の金額を会社が負担してくれるというものです。
例えば、大型自動車免許を自腹で取得するとなると教習時に所持している免許の種類で金額は変動しますが、約30〜40万円程かかってしまいます。
ですが、資格取得支援制度のある運送会社であれば、この費用は不要になるのでとても魅力的な制度です。
資格取得支援制度がない運送会社に入社してしまうと、自腹で免許代を支払うことになってしまうので、資格取得支援制度のある運送会社を選ぶようにしましょう。
新規営業所立ち上げや新規業務拡大の為募集している会社
求人サイトや求人広告に
- 新規営業所立ち上げに伴い〇〇名大幅募集
- 新規業務拡大の為ドライバーさん大幅募集
このように記載されている運送会社は狙い目です。
入社してくる人全員が同じスタートラインなので先輩、後輩などの上下関係がなく、運送業界未経験の人でも溶け込みやすです。
また、会社によっては新車に乗れるというメリットもあるので労働環境としては最高に良い環境といえます。
実際の求人募集要項
大型ドライバー(路線)) 大手企業専属便
給与月給 43万 ~ 60.5万円
時間
9:00~18:00(1ヵ月の変形労働時間制)
募集について
【求人詳細】
10twドライバー路線長距離 オープニング第2弾!新車多数納車予定
【月額固定給与制度】寮有遠方OK 新車多数納車予定につき、ドライバー大募集!事業拡大中!!増員増車!これから続々と納車予定があるので、新しいトラックに乗れる大チャンス!!入社日も相談可能。ドライバーモニター・車両ふらつき警報など
ご家族も安心”の安全運転支援!
内装は新シート、新レイアウトによりすべてのドライバーに心地さを提供!【 月額固定給与制度 】出勤日数に関わらず、休みが多い月も給与一定!
【高定着率】の理由は他にも!
運行費支給(規定有)
高速代(規定有)も全て会社負担
携帯貸出・社員寮あり(遠方からの応募OK!)
他でお勤め中の方も気軽にご相談くださいネ。【職種】
大型ドライバー(路線))
大手企業専属便【雇用形態】
正社員
【仕事内容】
10tウィングドライバー
大手路線会社専属
定期発着便※長距離、路線便
※月間平均走行距離 約12368km(R1年9月~R1年11月による平均値)
※得意先ルート、運行回数により異なります路線便なので発着はほとんど同一拠点です。
当社で完備している仮眠室とシャワー室を利用できるので、
安心して快適にゆっくり休めます。経験にあわせた「個別研修」を実施
未経験者は、期間は決めず“自信がつくまで”を目途にしています。
適切なルート選定
決して不安なスタートはさせません。
※長距離は運行回数を調整して、負担を最小限に。「ディーラー工場」でスピーディに対応
定期的な車両チェックも行っています。
真冬シーズンは全車スタッドレスタイヤ装着。
全車通常アルミホイル、脱着時スチールタイヤ持ち込みのため、
作業がスピーディーで無駄な手間と時間をかけません。【給与】
月給43万円~60.5万円
【勤務時間・曜日】
9:00~18:00(1ヵ月の変形労働時間制)
【資格・経験】
要大型免許
【休日・休暇】
日、祝、他、GW、年末年始、夏期
【待遇】
昇給有(経験・能力による)
給与最低保証有
車通勤可
各種社会保険完備
住居相談可能
免許取得支援有!(フォークリフト免許)
高速代会社負担有
別途運行費支給
携帯貸出有引用 : indeed
こちらの求人は、トラックドライバー未経験者の方にとって最適な運送会社といえます。
理由として
- オープニングスタッフ
- 新車に乗れるチャンス
- 定期路線便
- 発着はほとんど同一拠点
- 自信がつくまで個別研修
以上のように初心者の方でも安心して働ける労働環境です。
待遇面が賞与や交通費が出ないようなので若干物足りないように感じます。
ですが、年収で450万円以上、将来的には700万円以上も稼げる見込みがあるので、運送会社の中では稼げる会社です。
良い運送会社は滅多に求人情報に出てこない
基本的に求人情報に出ている会社に良い運送会社は、ほとんどないと思っていいです。
まったく出ていないというわけではありませんが、良い運送会社が出ている確率は非常に低いということです。
当たり前のことですが、良い会社は辞める人が滅多にいません。
なので、求人募集をすることがほとんどないということです。
あるとすれば、事業拡大の為の人員募集や定年退職者、または急な欠員が出たときくらいです。
求人情報はこまめにチェックする
求人情報は、仕事を探そうと思ってから見るのでは遅いです。良い運送会社を見つけるには、週に1回、月に1回でもいいので普段から、こまめにチェックしておくことが大切です。
求人サイトや求人広告を見ていて
- 前にもこの会社募集してたな
- この会社いつ見ても常に募集してるな
って会社ありますよね。
こまめにチェックすることで、頻繁に求人募集に出ている会社があるということが分かります。
頻繁に求人募集を出しているような運送会社は、労働環境が悪かったり何かしらの原因があると考えられるので、このような運送会社は候補から外しましょう。
良い運送会社の基準は人それぞれ
良い運送会社の判断基準というのは人によって様々です。
「とにかくいっぱい働けてたくさん稼げる会社が良い会社だ」と言う人もいれば、「そこそこの給料でいいから土日休みの会社が良い会社だ」という人もいます。
お金が大事なのか、安定した休みが欲しいのか、充実した待遇や福利厚生を求めるのか、、
「あなたが1番にどれを優先するか?」です。
後悔しない会社選びをするためには、どの条件を優先するのか、待遇面などどこまで妥協できるのかを自分の中で決めておくことが大切です。
トラック運転手への転職を成功させるには、とにかく自分に合った運送会社を選ぶことが重要になります。
まとめ
この記事では「良い運送会社を見極めるポイント」や「狙い目な運送会社」について解説してきました。
最初にもお伝えしましたが、運送会社は星の数ほどあり、求人情報も数え切れないほどあります。
ですが、ほとんどの運送会社が過酷な労働環境です。
なので、会社選びを適当にしてしまうと入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。
そうならないためにも特にトラック運転手未経験者の方は、今回説明した記事の内容を参考に会社選びをして下さい。
そして、あなたが良い運送会社を見つけて「充実したトラック運転手ライフ」を送れることを願っています。