ダンプ運転手の世間の印象として、3K労働「きつい・汚い・危険」などと言われていますが、「楽そうな仕事・楽しそうな仕事」というイメージを、お持ちの方も多いかと思います。
そこで、ダンプ運転手のどのようなとこが、「楽で、楽しい」と感じているのか疑問に思っていることは、たくさんありますよね。
実際に僕がダンプ運転手として働いてみた感想として、「慣れてしまえば、めちゃくちゃ楽な職業」です。そして、楽しいと思える部分もあります。
この記事では「ダンプ運転手が楽で、楽しい理由」を、解説します。
ダンプ運転手が楽な理由
- 他人に気を使う必要がない
- 手積み・手降ろし作業がない
- 肉体労働や体力を使う作業がない
- 積荷を気にする必要がない
- 待機時間がある
- 髪型・服装にうるさくない
- 雨の日は休みになることもある
- 夏も冬も快適な車内で過ごせる
- 色んな場所へ行くことができる
- プライベートの時間が長い
順番にご紹介していきます。
他人に気を使う必要がない
ダンプ運転手は、基本的に1人で業務を行うので、他人に気を使う必要がありません。車内は1人のため、1日の労働時間のほとんどを1人で過ごすことができます。
車内で誰かに気を使うことなど、一切ありません!
そのため、人間関係や人付き合いが苦手な人や、気を使いながら仕事をするのが苦痛な人にとって、ダンプ運転手は気楽に働くことができます。
また、面倒な人間関係がないということは、ストレスなく仕事をすることができます!
- 自分の好きな音楽を聴けます!
- 友達との電話も大丈夫です!
- タバコも吸い放題です!
安全運転さえ意識していれば自由なので、運転が好きや人やドライブ好きな人にとって、ダンプ運転手は楽しく仕事ができます!
手積み・手降ろし作業がない
ダンプ運転手は、基本的に「手積み・手降ろし」作業がありません。
それは運搬しているものに関係があります。
ダンプ運転手が運搬しているものは「砂・砕石・合材」などの土木資材や、道路工事や建設・建築現場から出る「残土・産業廃棄物」になります。
そのため、積込み作業はショベルカーやホイールローダーなどの建設重機が行います。土木資材は1t単位で積んでいくことがほとんどなので、人間が手作業でやっていたら話になりません(笑)
また、降ろす際は運転席にあるレバーを操作してダンプアップ、またはショベルカーで降ろしていきます。
他の運送屋さんなどのトラック運転手は、バラ積みと言って手作業での積込み・積降ろし作業があります。
大型トラックなど大きな車両になると、この作業に1〜2時間以上かかることもあり、積込みが終わり次第すぐに目的地に出発です。
そして到着したら、また手作業で荷物を降ろしていきます。
かなり辛いですよね、、
しかし、ダンプ運転手は運転席に座っているだけなので、かなり楽です(笑)
肉体労働や体力を使う作業がない
ダンプ運転手は、「手積み・手降ろし」作業がないため、肉体労働や体力を使う作業がほとんどありません。
先ほどもお伝えしましたが、同じドライバー職でも運送屋さんなどは、「手積み・手降ろし」があります。
引越し屋さんも手作業で荷物を運ぶので、かなりの肉体労働になります。
しかし、それらに比べてダンプ運転手の場合、建設重機がやってくれるので、かなり楽ですし強靭な体力や力などは必要ありません。
そのため、女性の方や、高齢の方でも安全運転さえ意識していれば十分に活躍することができます!
積荷を気にする必要がない
ダンプ運転手は積荷を気にする必要がありません。
例えば、運送屋さんが運んでいるものは「商品や製品」などのものが多いです。引越し屋さんもお客様の「家具・家電や、大切な荷物」になります。
そのため、荷物の破損や傷を付けることが許されません。
もし、破損があれば運転手の責任になり、自腹なんて会社もあるみたいなので、積み込む際の順番や、荷崩れが起きないよう、運搬する際にかなりの神経を使います。
はっきり言って運転よりもメインな作業な気がします、、
しかし、ダンプ運転手が運んでいるものは、先ほどもお伝えしましたが「砂や砕石、残土や産業廃棄物」になります。
なので、破損や傷など気にする必要がありません!そもそも、破損させようがないです(笑)
意識することは、荷台から砂や砕石などがこぼれないように注意する程度なのでダンプ運転手は楽なんです!
トラック運転手とダンプ運転手で迷っている人は、ダンプ運転手をオススメします(笑)
待機時間がある
ダンプ運転手の仕事で特徴的なのが、仕事内容によりますが待機時間が結構あります。
特に道路工事の場合「電気・ガス・水道などの道路工事」では、道路を掘削してから、それぞれ配管作業をしていきます。
そして、配管作業が終わって埋め戻し作業が始まるまでの間、ダンプ運転手は基本的にやることがないので、休憩、または待機時間です。
待機時間は、短いと1時間前後、長いと4〜5時間になるので、昼寝したり映画を見たり、何をしていても自由です!
現場によって待機時間は、バラバラですが2時間前後が平均です。
なので、待機時間が長ければ長くなる程、現場の終わる時間が遅くなるということになります。
逆に、待機時間が短ければ短い程、現場の終わる時間が早くなるということです。
早いときは昼前後に終わることもので、その日の仕事はそれで終了です!もちろん、それで給料も1日分ちゃんともらえます!
髪型・服装にうるさくない
ダンプ運転手の服装は、基本的に作業着という会社が一般的ですが、髪型や髪色などは、自由な会社が多いです。
茶髪やピアスをしている人や、髭をはやしている人も多く見かけます!サラリーマンだと厳しいですが、ダンプ運転手はOKという会社がほとんどです!
服装に関しても、会社で制服が決まっていても、自分好みな作業着を着れる会社が多いので、割と自由な身なりで仕事ができます。
僕の会社でも決まった制服がありますが、着ていない運転手が多いです(笑)
しかし、会社が自由でもゼネコンの現場に出入りしているダンプ屋さんは、現場内で安全チョッキの着用が義務付けられていたり服装に関してうるさいことがあります。
それでも、他の職業に比べるとダンプ運転手の仕事は、比較的見た目が自由なので厳しくないです。
雨の日は休みになることもある
ダンプ運転手は、天候の影響を受けやすい職業です。現場によりますが雨の日には休みになることもあります。
特に、道路工事や建設・建築現場などは雨天休工になることが多いです。
また、台風や降雪などの場合は、路面の状況も悪くなり危険が伴うので現場中止になることがほとんどです。
サラリーマンなどは、大雨や台風の日でも、ずぶ濡れになりながらも当たり前のように出勤しますが、ダンプ運転手は比較的そのような状況は少ないので楽といえます(笑)
なので、適度に休みが欲しい人にとって、雨の日休みというのは、息抜きや気分転換にもなるので、気持ちをリフレッシュして仕事することが出来ます!
夏も冬も快適な車内で過ごせる
ダンプ運転手は、真夏でも真冬でも快適な車内で1人で過ごせます。暑ければ冷房、寒ければ暖房を自由に使うことができるので最高の環境で仕事ができます!
また、ダンプ運転手は「手積み・手降ろし」作業がないので夏場に汗をかきながら仕事をすることもありません!
何度も言いますが、他のトラック運転手は、「手積み・手降ろし」作業があります。
トラックの荷台はエアコンがないので、真夏はサウナ状態です、、そんな状況でバラ積みで荷物を積み込んでいくので、かなり過酷です。
引っ越し屋さんなども、エレベーターのない団地が現場とかだと地獄です、、
宅急便も同じです。1日に何件も配達しますし、一軒家ばかりではないです。そして、留守の場合は、また来ないといけません。
しかし、ダンプ運転手は1日のほとんどを車内で過ごすことができます!車から降りるときは、トイレやご飯のときくらいなので、めちゃくちゃ楽です(笑)
色んな場所へ行くことができる
ダンプ運転手は、一般の会社員のように勤務する場所が決まっているわけではないので、現場によって色んな場所へ行くことができます。
同じ場所に出勤して、仕事をすることが苦手な人にとってダンプ運転手は、色んな現場や地域に行くことができるので、飽きずに仕事を続けることができるのも特徴です。
遠くに行った際は、美味しいご飯を食べて帰りに温泉に入って、お土産を買って帰れたり、ちょっとした旅行気分を味わうことも可能です!
そのため、運転が好きな人やドライブが好きな人にとっては、自分の好きことでお金を稼ぐことができるので「ダンプ運転手の仕事は楽しい!」と思えるでしょう。
プライベートの時間が長い
ダンプ運転手は待機時間が多いため、プライベートの時間を長く過ごすことができます。
ほとんどの会社が自分だけの専用車というスタイルになるので、車内を自分が過ごしやすいように工夫して、快適に過ごせるようにしている運転手が多いです。
ダンプの車内は自分1人だけの空間になり、なにをしていても自由なので、待機中は1人で家にいるような感覚です!
また、現場によっては運転している時間より待機時間が長いこともあるので、そのような時は、仕事という感覚がなくなってきます(笑)
まとめ
この記事では「ダンプ運転手が楽で、楽しい理由」について、解説してきました。
ダンプ運転手は、身体を動かすことがほとんどなかったり長時間の待機時間など、人によっては苦痛に感じることもあるかもしれません。
また、楽かどうかは現場や仕事内容によって変わってきますが、僕個人の感想としては「楽な職業」です。
実際、僕も未経験からダンプ運転手に転職しましたが、楽すぎて他の仕事はできないと思います(笑)
未経験からでも、すぐに仕事に慣れるので少しでもダンプ運転手に興味がある方は、是非転職を考えてみて下さい!
そして、自分自身が納得できる、良い会社を見つけて「楽しいダンプ運転手ライフ」を送れることを願っています。