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ダンプ運転手はきつくて大変って本当?現役運転手の実際の声は?

ダンプカー

ダンプ運転手への転職を考えている方にとって、どのような時にきついと感じたり、大変と感じているのか気になることは、たくさんありますよね。

世間からは「ダンプ運転手の仕事はきつくて大変」という、ネガティブなイメージがあるのも事実です。

この記事では、どのような理由でダンプ運転手が「きつい・つらい・大変」だと感じているのか、そして「実際はどうなのか?」、詳しく解説していきますので、ぜひ転職の際の参加にしてください。

出勤時間がバラバラ

ダンプ運転手は、現場の開始時間・現場の場所、どのような工事現場かによって出勤時間が左右されます。

例えば、道路工事の場合は9時〜ですが、建設・建築現場の場合は8時〜ということが多いです。朝の1時間はかなり大きいです(笑)
道路工事
建築現場そして、「現場の場所は、会社から近いのか、遠いのか」「高速道路は使えるのか」などによって、会社を出る時間が変わってきます。

そのため、現場次第で出勤時間がバラバラになってしまいます。

長時間の待機時間

待機時間とは、現場に到着してから現場に入れるまでの時間や、プラントでの待機時間のことになります。

道路工事の場合、9時現場開始でもカッター屋さんが道路を切ってからという流れもあるので、約1時間くらいは待機になることが多いです。
道路切断出典:https://sudou-kouei.co.jp
カッターそして、現場に入ったらアスファルトのガラを積んでプラント(捨て場)に捨てに行きます。
ガラ捨ててからの流れは以下の通りです。

  1. 空で現場へ戻る
  2. 砂や砕石を積んで現場へ戻る
  3. 合材(アスファルト)待機

だいだい以上の3つで、現場の内容にもよりますが、合材待機になることがほとんどです。

プラントとは?

前田道路出典:https://www.iwasaki.co.jp

プラントとは、簡単に説明すると工場の設備一式のことで、産業廃棄物の受け入れから、アスファルト合材の製造、出荷を行なっている場所です。

合材待機とは?

プラント合材待機とは、現場から「合材を積んで現場に向かって」と指示があるまでの時間のことを言います。

電気・ガス・水道などの道路工事では道路を掘削してから、それぞれ配管作業をしていきます。

配管作業が終わって埋め戻しが始まるまでの間、ダンプ運転手は合材出荷工場(プラント)で待機時間です。

待機時間は平均2〜3時間、早いと1時間前後、長いと4〜5時間は待機時間になり、何をしていても自由です!

そのため、現場によっては待機時間が長時間になることもあり、長ければ長くなる程、現場が終わる時間も遅くなるということになります。

道路工事の場合、運転している時間より待機している時間の方が長いこともあります(笑)

合材とは?

合材合材とは、砂、砕石、石粉にアスファルト(液体)を規定の割合で混ぜ合わせた混合材料です。

プラントで製造され、出荷温度は約160度になります。道路の舗装で日本では当たり前のように使われている材料です。

聞いたことあると思いますが、一般的には、アスファルトと呼んでいます。
合材おろしダンプ屋、道路工事現場などでは、合材(ごうざい)と呼ばれています。

夜勤勤務がある

夜勤ダンプ運転手には会社によりますが夜勤勤務があります。特に道路工事が多いです。

  • 交通量の多い道路
  • 駅付近の人通りの多い場所
  • 昼間が営業時間の店舗の前

以上のような場所は、夜に工事をするため夜勤があります。

安定した生活リズム、規則正しい生活をしたい人は夜勤のない会社を選ぶようにしましょう。

決まった時間に休憩がとれない

普通の一般的な会社員であれば、昼休憩12~13時・15時にも休憩があると思いますが、ダンプ運転手の場合、決まった時間の休憩時間はありません。

中には、決まった時間に休憩をとれるドライバーもいますが、あくまで少数で、ほとんどのドライバーは当日の現場・運行次第で休憩時間は変わってきます。

また、場合によっては休憩がとれないこともあります。

建築現場での基礎掘り工事や地盤改良工事の場合、残土が多くでます。そのため、残土の量にもよりますが、休憩なしで1日中走りっぱなしになることもあります。

1日中と言っても朝9時〜18時が定時の現場だとして、走ったとしてもだいだい16時前後には終わりになります。僕の経験上、18時まで走り続けたことはありません(笑)

また、ユンボで残土を積み込むのに10分〜15分程かかるので、現場と捨て場を4往復した場合、約1時間は停まっている時間になります。

残土

ダンプ運転手の走りっぱなしというのは長距離トラックドライバーのように何時間もぶっ通しで走り続けることは、ほとんどありません。

睡眠時間が不規則

先ほどと同じように、普通の会社員であればほとんどの人が、夜10時~朝6時までの間は睡眠時間になると思います。

しかし、ダンプ運転手の場合、会社によっては夜勤があるため、毎日決まった時間帯に睡眠をとるのは難しいです。

もちろん、夜勤の待機時間、夜勤が終わってからの昼勤までの時間に寝れますが、慣れるまでは大変だと思います。

睡眠時間はどんな感じなのか

  • 昼勤の待機時間
  • 昼勤終了から夜勤までの空き時間
  • 夜勤の待機時間
  • 夜勤終了から昼勤までの空き時間

以上のような感じで現場によって変わってきますが、僕の場合トータルで6時間前後の睡眠は確保できています。短いときだと3〜4時間前後のときもありますが、、

また会社や現場よって、それぞれ待機時間は大きく変わってくるので、睡眠時間にも大きな差がでてきます。

もちろん、十分な睡眠がとれないこともあるので、そのような場合は会社が休みにしてくれたり、自分から休みを申告するといった感じが基本です。

拘束時間が長いことも

会社によりますが、ダンプ運転手は昼・夜の勤務があるため、拘束時間が長くなってしまう場合があります。

昼の現場が終わるのが遅いと家に帰れず、そのまま夜勤に行くことになってしまうため、拘束時間が長くなってしまうというわけです。

遅いと言っても道路工事の場合、警察に道路使用許可を提出して行っているので残業になることは、ほとんどありません。

中には、現場が早く終わって家に帰る余裕があっても面倒くさがって、そのまま夜勤の現場に行って寝ている運転手もいます。

僕は時間があれば必ず家に帰る派なので人それぞれですね(笑)

交通状況に左右される

渋滞どうしても行き先の交通状況に左右されがちです。特に五十日は道路が混みやすいので、空いているルートを走ったり、交通状況を予測しながら走ることも大切です。

渋滞に巻き込まれると思うように走れず、待機時間や休憩時間が短くなってしまうこともあります。

さらに、事故渋滞などがあると予定通りに仕事が進まなくなり、大きなストレスの要因にもなります。

また、悪天候の日は視界が悪く事故のリスクも高まるため、いつも以上に集中して運転するため精神的にも疲れます。

長時間の運転がきつい

運転することじたいに体力はそれほど使いませんが、神経を使います。特に大型ダンプなど車体が大きくなればなるほど気を使います。

事故は絶対に防がなくてはならないため、常に周囲の安全確認を意識しながら運転しなければなりません。

ダンプ運転手は待機時間も多く、トラック運転手などに比べると1日の走行距離は少ない方です。

しかし、昼・夜と勤務しているため運転している時間が長く続くことは、精神的に疲れも溜まってきます。

本当にきつくて大変なのか?実際の感想は?

ダンプ運転手になったばかりの頃は、大変でした。

現場の流れや、道などもまったく分からず、「砂・砕石・合材」にも色々と種類があり、覚えることが多かったです。

そして、ある程度慣れてきたと思ったら夜勤もやらされて、、初めはトラックの車内で寝付けなくて大変でした。

寝たら現場からの電話で起きれる自信がなかったので、プレッシャーから落ち着けずに、眠くても寝れなくて死ぬかと思いました(笑)

しかし、1〜3ヶ月もすれば慣れます!!

そして、慣れてしまえば、会社や仕事内容によりますが、めちゃくちゃ楽です!とにかく車内で寝ることさえできてしまえば余裕です(笑)

人によりますが、多くのダンプ運転手が楽って言います。

楽と思える理由は?

  • 1人で仕事ができる
  • 他人に気を使う必要がない
  • 積込み作業は、重機がやってくれる
  • 降ろす際はユンボ、またはダンプアップ
  • 肉体労働や体力を、使う作業がない
  • 基本的に運転と待機・睡眠が仕事
  • 待機中のすごしかたは自由
  • 歳をとってもできる仕事内容

運転に苦を感じない人であれば最高の仕事と言えます。むしろ、運転好きには天職です!

歩くこともほとんどないので、ダンプ運転手になった人は、運動不足になりがちです、、

なので健康面など、しっかりとした自己管理が必要です。

時間があるときは、ジムへ行って身体を動かすなど、運動不足にならないように普段から気を付けることが大切です。

ダンプ運転手を続けることができる理由とは?

なぜ?最初は「きつい、つらい、大変」と感じるダンプ運転手ですが、多くの人が仕事に慣れて続けることができています。その理由をご紹介します。

仕事内容が楽だから

仕事内容が単純でとにかく楽だからです(笑)

ダンプ運転手は基本的にトラックドライバーのように「手積み・手降ろし」がなく、肉体労働がありません。車から降りて、力作業をすることがほとんどないです。

なので、慣れてしまうと、とにかく楽な職業です。ドライバー職の中だと1番楽な仕事かもしれません。

先ほども言いましたが、運転している時間より待機している時間の方が長いこともあります(笑)

この楽さを味わってしまうと、実際辞める人も少ないですし、他の職業への転職を考えることすらなくなってしまうと思います(笑)

仕事という感覚があまりないから

ほとんどの会社が自分だけの専用車になります。そして、業務中車内は自分1人の空間なので、なにをしていても自由です。

暇つぶしのために車内にiPadやパソコンを積んで動画や映画を見ている人や、最近では実際の仕事風景をYouTubeなんかに投稿している人もいます。

また、自分が過ごしやすよう、車内を自分好みにいじることも可能です。
車内

車内仕事内容にもよりますが、道路工事は待機時間が長いこともあるので、待機中は1人で家にいるような感覚です(笑)

なので、運転している時間より待機の時間が長いと、仕事という感覚がなくなってきます(笑)

頑張り次第で稼げるから

給与ダンプ運転手は、たくさん稼ぐことができるからです。会社によりますが、昼・夜とあるので、頑張り次第では月収40〜50万円以上稼ぐことができます。

一般的な会社員の約2倍程、稼ぐことも可能です!中には、大型ダンプの運転手で60万以上稼ぐ運転手もいます。

他の職業で50万前後の収入を得るのは、なかなか大変だと思いますが、ダンプ運転手の場合、慣れてしまえば簡単です(笑)

なので、たくさん稼ぎたい人には向いています!

まとめ

まとめこの記事では、ダンプ運転手の「きつい・つらい・大変」と感じる部分を解説してきました。

未経験からだと最初は、きつくて大変と感じる部分はありますが、それはダンプ業界に限らず、どの職業にも言えることです。

職人さんや、技術職の場合、仕事を覚えて1人前の技術を身に付けるまでに10年以上かかることもありますが、ダンプ運転手の場合、仕事に慣れるまでが早いです。

そして、慣れてしまえば楽な仕事だということが分かっていただけたかと思います。

未経験の方でも、がっつり稼げて、すぐに慣れますので是非ダンプ運転手への転職を検討してみて下さい!!