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ダンプ運転手の仕事内容は楽?実際に働いてみた感想!

ダンプ屋

普段、街中や建設現場で、よく見かけるダンプカーですが、ダンプ運転手への転職を考えている方で、気になっていることは、たくさんあると思います。

楽って噂を耳にするけど実際は、どんな感じなんだろう?って疑問に思っている方は、多いと思います。

そこで、この記事では、実際のダンプ運転手の仕事内容や業務内容、どんな人に向いているのか?など、詳しく解説しています。

そもそもダンプとトラックの違いって何?

キャビンの後が荷台になっている車をトラックと言いますが、同じように荷物を、積んで走る車には、ダンプカーと呼ばれるものがあります。

この2つには明確な違いがあります。

ダンプカー

ダンプカー
出典:https://truckland.jp/blog/?p=7282

ダンプカーとは、上の画像のように荷台をダンプアップできる車を、ダンプカーといいます。

正式には「ダンプ・トラック」と言い、トラックの一種になります。

運ぶ物は、砂や砕石といった土木資材や、がれき類など、会社によって様々で、工事現場や建設現場をメインに活躍する車になります。

手積み手降ろしの作業が、ほとんどなく、重機を使って積降ろしするのが基本になります。

トラック

10tトラック出典:https://www.kinki-truck.com/article23/

トラックは、貨物自動車全般のことを、トラックと呼びます。

荷台がフラットになった、平ボディ、箱型になった、バンボディやウイングボディ、保冷車や冷凍冷蔵車など、型ちは様々です。

このようなトラックで運ぶ荷物は、建築資材、家具家電、精密機器、食品などの荷物が多いです。

簡単にいうと

「トラック運転手」は、商品や製品などの荷物を運ぶ人。

「ダンプ運転手」は、土木資材や産業廃棄物などを運ぶ人。

という認識で問題ありません。

 

ダンプ運転手の仕事内容は?

ダンプ運転手の基本的な仕事内容は、「積んで降ろす」という作業を1日に何度か繰り返します。

会社や仕事内容よって様々ですが、土木資材の搬入、運搬作業や、産業廃棄物の運搬作業になります。

積込み、積降ろし作業

ユンボ出典:https://www.nikkei.com

ホイルローダー出典:http://yamada-cmjv.jp

上の画像のように、ユンボ「ショベルカー」や、ホイルローダーといった建設重機で、積込みます。

降ろす際はダンプアップして降ろすことがほとんどです。

なので力作業などの肉体労働は、基本的にありません。

ここがダンプ運転手の楽なとこです。

どのような現場で仕事をするの?

ダンプ運転手が活躍する現場は様々ですが、以下のような現場で活躍することが多いです。

  • 道路工事
  • 舗装工事
  • 解体現場
  • 土木工事
  • 工場から工場への運搬

会社によって行く現場も様々で、運搬するもの、運搬する回数や走行距離なども変わってきます。

道路工事

道路工事道路工事とは、「電気、ガス、水道」などの道路工事現場になります。

現場からアスファルトのガラや、残土を積んでプラントへ捨てに行き、砂や砕石を積んで、現場へ戻ります。

最後に新しいアスファルト(合材)を運んで降ろしたら、終了です。

掘削作業が終わったら、埋め戻し作業が始まるまでの間は、待機時間になります。

メーター(穴の距離)によって変わりますが、1往復で終わる現場もあれば、3〜4回、往復する現場もあります。

ガラと合材の運搬で終わることが多いので、人それぞれですが、道路工事現場が1番楽だと思います!

舗装工事

舗装工事出典:https://kindai-corp.jp/hosou/

舗装工事とは、傷んだ市道、県道、国道や、高速道路などの路面の修復工事です。

現場からアスファルトのガラを積んで、プラントへ捨てに行き、合材を積んで現場に戻ります。

基本的に舗装工事で運ぶものは、アスファルトのガラと合材です。

現場や舗装面積によりますが、平均1日に2〜3回、または3~4回、往復します。

解体現場

解体工事ビルやマンションなどの解体現場から、コンクリートのガラや、がれき類を、捨て場へ運びます。

現場によりますが、時間内に走れるだけ走って、ガラを運び出します。

なので、基本的に1日中、走りっぱなしになることが多いです。

土木工事

土木工事

ユンボ土木工事は、以下のような工事が多いです。

  • 整地工事
  • 根伐り工事
  • 地盤改良工事
  • 大規模な掘削工事

このような工事では、残土が発生します。

残土の搬出作業で、現場と捨て場の往復になります。

マンションやビルなどの大きな建造物の場合は、残土が多く出るので、1日中走りっぱなしになることが多いです。

都内の現場なんかだと、道が渋滞していて最悪です。(泣)

逆に、一軒家などの敷地面積が小さい現場は、1〜2回の往復で終わる現場もあります。

現場によりますが、残土を出し切ったら、砕石を運ぶ場合もあります。

工場から工場への運搬

砕石運搬出典:http://picpanzee.com/tag/

砂や砕石などの土木資材を、生産工場からプラントや建材屋さんに搬入します。

この場合は、決まった工場や建材屋さんに運ぶことが多いので、ルート配送のような感覚で仕事ができます。

走る道路も、ほとんど決まった道が多いので、道があまり詳しくない方や、ダンプ初心者の方には、向いているかもしれません。

ダンプ運転手の1日の流れ

ダンプ運転手の1日の始まりから終わりは、どんな感じなんだろ?って気になることは、たくさんありますよね。

朝の出勤時間は?早い?遅い?

現場の稼働時間が、8時〜17時・9時〜18時が、一般的なので、どこの会社も6時前後の出発が平均的といえます。

もちろん、交通状況や、現場までの距離などで変わってきます。

中には、朝4時頃、出発して現場近くで仮眠している運転手もいます。

昼休みや休憩時間は?

ダンプ運転手の昼休みや休憩時間は、特に決まってないです。

現場の状況や、積込み、積降ろしの順番待ちの際に、自分でうまくとる感じになります。

中には、現場の昼休みに合わせて、休めることもありますが、そのような現場は少ないでしょう。

道路工事の現場は、待機時間が多いので、がっつり休めることが多いです。

運転している時間より、待機している時間が長いこともあります。

6時間、待機していたときは、やることなさすぎて困りました。(笑)

拘束時間・残業などは?

基本的に現場次第になります。

残業に関しては、現場仕事の場合、近隣住民からの苦情などが、入ってしまうこともあるので、ほとんどありません。

ダンプの出入りや、重機などの騒音でクレームが入り、現場が中止になることもあります。

また、道路工事の場合は、道路使用許可の時間が決められているので、トラブルなど、よほどのことがない限り、残業になることはありません。

そして、会社によりますが、ダンプ運転手には早く帰れる日があります!

残業になることより、定時前に終わる日がほとんどで、早く終わっても日当は変わりません。

中には午前中に現場が終わって、午後には帰宅なんて日もあります!

早く終わった日は、趣味や自分の好きなことに時間を使えます!これがダンプ運転手のいいところです!

パチンコに行ってボロ負けして、次の日元気のない運転手なんかもいますが、、(笑)

走行距離は?

これは行く現場や、仕事内容によって大きく変わります。

会社や、走る地域にもよりますが、150〜250キロが平均的な距離になります。

また、走行距離が平均的に少ないのは、道路工事です。走っても100キロ程度になります。

残土の搬出で片道150キロを、高速で2往復して、約600キロ走った日もあります。ダンプアップなんて一瞬で終わります。。捨てたら、すぐに折り返しです。。(泣)

朝9時から午後3時過ぎまで、ほぼ走りっぱなしでした。

トラック運転手の長距離ドライバーなんかに比べたら、600キロなんて普通かもしれませんが、、普段、道路工事現場ばかりで、鍛えられていないので、キツかったです。(笑)

夜勤もあるの?

会社や現場によりますがダンプ運転手は、夜勤もあります。

基本的に夜勤の現場は、道路工事の場合がほとんどです。

夜勤現場

道路工事で以下のような場所は、夜行います。

  • 交通量の多い幹線道路
  • 駅周辺や人通りの多い場所
  • 商店街の中など、居酒屋や、店舗の前

また、都内などのプラントや建材屋さんに材料を搬入するダンプ屋さんは、渋滞を避けるため、夜に運搬する会社も多いです。

ダンプ運転手は楽なの?

会社や仕事内容によりますが、ぶっちゃけ慣れてしまえば、かなり楽ですね(笑)

人によりますが、ほとんどの運転手が楽って言います。

理由としては

  • 車内で1人のため誰かに、気を使う必要がない
  • 荷物の積込み作業は、重機がやってくれる
  • 降ろす際は、ダンプアップで一気に降ろす
  • 肉体労働や体力を、使う作業がない
  • 基本的に運転しているか、座っているだけ
  • 待機中、寝ていても怒られない
  • 歳をとってもできる

運転に苦を感じない人であれば最高の仕事ですね(笑)

歩くこともほとんどないので、ダンプ運転手になった人は、どんどん体重が増えてしまいます、、

29歳で糖尿病になってしまった人もいます。。

なので健康面など、しっかりとした自己管理が必要です。

休みの日はジムへ行って身体を動かすなど、運動不足にならないように気を付けることが大切です。

ダンプ運転手は、こんな人におすすめ!

ダンプ運転手の仕事に向いている人は、以下のような人たちです。

運転が好きな人

ダンプ運転手は、運転することがメインの仕事になるので、運転好きな人にはピッタリの仕事です!

運転が苦手な人や嫌いな人には、不向きといえます。

会社や現場によりますが、色んな場所や地域に行くことも多いので、ドライブが好きなんて人にも、おすすめです!

車が好きな人

トラック運転手含め、ダンプ運転手の中には車好きな人が多いです。

自分好みにダンプを弄って乗ってる人もたくさんいます。

カッコいいダンプに乗って仕事できるのは、嬉しいですよね!

改造費に関しては、自腹の場合がほとんどですが、会社によっては、改造費をだしてくれる会社もあります。

1人で仕事をしたい人

1人でストレスなく仕事がしたいという方には、最高です!

ダンプに乗ったら、自分1人だけの空間です。

待機中は、友達や彼女と電話したり、昼寝したり自分の好きなように時間を使えます!

他の人と話すことがあるのは、現場に出入りするときと、プラントや建材屋さんでの受付のときくらいでしょう。

なので、寂しがり屋の人には向いていません(笑)

まとめ

ダンプ運転手の仕事内容は、運搬するものや、現場次第で大きく変わることが、分かっていただけたかと思います。

あまり距離の走らない道路工事や、1日中走りっぱなしの現場など勤務時間も様々です。

そして、個人差もありますが、すべての現場や仕事内容が楽というわけでは、ありません。

求人を探す際は、どのような現場をメインに出入りしている会社なのかを、チェックしましょう。