ダンプ運転手に転職したいけど、「志望動機」や「自己PR」の伝え方で悩んでいる方は多いですよね。
自分が働きたい会社に転職を成功させるには、採用担当者の心に響く、興味を引く「志望動機」と「自己PR」が重要です。
この記事では、ダンプ運転手の適正、志望動機例文、自己PRのアピールポイントをまとめています。
ダンプ業界に転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ダンプ運転手に求められる適正
ダンプ運転手の仕事内容は、現場や会社によって様々です。
主な仕事内容を挙げると、道路工事や建設・解体現場での材料の搬入、産業廃棄物の運搬などです。
応募する前に募集内容をよく確認して、志望動機や面接の際の参考にしましょう。
健康管理ができる人
ダンプ運転手として気を付けなければならないことは、日々の健康管理をすることです。
ダンプ運転手は、会社によっては夜勤もあるため不規則な生活になってしまうこともあります。
もし体調が優れない状態で業務を行うと、集中力を欠いたり突然運転ができないほど体調が悪化するなど、運転に支障が出る可能性があり大変危険です。
なので、常に自分自身の身体の状態に気を使い、いい加減な生活をせずに自らを律していける人に向いています。
毎日、勤務前には必ず健康チェックを行いますが、運転手として働く以上、普段から健康管理には十分に気を付けることが大切です。
資格を持っている人
ダンプ運転手として働くのであれば、少なくとも普通免許、または準中型免許を持っていたいところです。
また、中型免許や大型免許がある方は、運転できる車両が多くなりますので採用率も高くなります。
他にも、ショベルカーやホイールローダーといった、建設重機を運転するために必要な大型特殊免許をお持ちの方は有利になります。
安全意識が高い人
ダンプ運転手は、常に安全第一の意識を持って運転しなければなりません。ダンプカーは、普通の車より大きいため運転する際は高い集中力が必要になります。
- 法定速度を守る
- 安全な車間距離をとる
- 目視による安全確認の徹底
事故を防止するためにも以上の3つを守ることが、とても重要です。
自家用車を運転するとき以上に「職業ドライバー」としての自覚を持って、安全運転に務めることが大切になります。
ダンプ運転手の志望動機で採用者が何を知りたいのかを把握しておく
すべての会社や企業で面接の際に必ず聞かれるのが志望動機です。ダンプ運転手の場合も当然聞かれます。
なので、志望するダンプ屋さん(会社)が、志望動機であなたから何を知りたいのか知っておくことが重要です。
ここを分かっていないと採用者の心を掴むことは難しいので、準備しておきましょう。
採用者が知りたいのは以下の2つです。
- なぜダンプ運転手という職業を選んだのか?
- なぜ他の会社ではなく、うちの会社を選んだのか?
なぜダンプ運転手という職業を選んだのか?
なぜ自分はダンプ運転手を志望しているのか、はっきりと答えられるようにしておきましょう。
- 運転するのが好きだから
- 仕事内容が自分に合っている
- たくさんお金を稼ぎたい
以上のように自分自身がダンプ運転手を志望する理由は、いくつかあると思います。
しかし、志望動機は人それぞれ違うので、正しい答えというものはありません。
率直に、あなたがダンプ運転手として働きたい理由を、自分自身の言葉でまとめておくことが大切です。
なぜ他社ではなく、うちの会社を選んだのか?
ダンプ運転手として働きたいのであれば、会社はいくらでもあります。
しかし、他の会社ではなく今回志望している会社を選んだ理由がありますよね。こちらもはっきりと答えられるようにしておきましょう。
- 給料が他より高かった
- 待遇が他より良かった
- 家から近くて通勤に便利だった
など、志望している会社であなたが働きたいと思った理由を伝えましょう。
そのためには求人サイトを、しっかりと目を通し、その会社の特徴などをきちんと理解し覚えておくことが大切です。
ダンプ運転手の志望動機と例文
- 運転が好きである
- 健康な身体と体力
- 自分のライフスタイルに合っている
- コミュニケーション能力が高い
- 集中力・注意力がある
- ダンプ運転手に憧れている
例文も一緒に順番にご紹介していきます。
運転が好きである
運転が好きであるということは、ダンプ運転手を目指す多くの人が志望する理由の1つです。1日中運転して給料をもらえるなんて天職だ!という人もいます。
このような人は、採用する側にとっても理想的な人材になります。
ダンプ運転手に限らず、運転をする仕事内容なのに運転が嫌いだったらどうしようもありません。
仕事を長く続けるためには、その仕事に興味がある、好きであるということが大前提であり大切なことです。
ダンプ屋さん(会社)は長く働いてくれる人を求めているので、運転が好きな人を採用したいと思っています。単純すぎる理由に聞こえますが、それが志望理由なら堂々とアピールした方がいいです。
例文
昔から車が好きで将来、車関係の仕事に就くのが夢でした。実際に免許をとってからも、ドライブが趣味でダンプ運転手の仕事に向いていると感じ応募しました。
また、すでに大型免許も取得しているので、採用していただけたら大型ダンプの運転手として活躍することが目標です。
健康な身体と体力
ダンプ運転手は、手作業での積込み・積降ろし作業がないため、他のトラック運転手と比べて体力はそこまで必要ありません。
しかし、どんなお仕事でも言えることですが、突然会社をお休みされるのが雇用している会社としては1番困ります。
もちろん、運転手の仕事も突然休まれてしまうのが1番困ります。
なので、中型免許や大型免許等の資格を持っていない人は、「仕事を休んだりしない、健康な身体・体力」をアピールしましょう。
健康な身体と体力のある人は、どこの会社でも欲しい人材です。
例文
自分は幼少の頃から風邪なとで、学校や仕事を休んだことがないので健康面には自信があります。
また、今まで現場仕事をしてきたため、体力にも自信があります。昼夜の勤務や長時間労働なども問題ありません。
自分のライフスタイルに合っている
ダンプ運転手は、勤務時間が不規則であったり拘束時間が長くなってしまうこともあります。
そのため、サラリーマンなど普通の職業の人と違った生活リズムで生活することが多いです。
なので、面接官はダンプ運転手の不規則な勤務スタイルや、生活スタイルでもやっていける人かどうか、ということを気にしています。
「1人の時間が好き」、「ダンプ運転手が自分のライフスタイルに合っている」ということが志望動機であれば、面接官にとっては大きなアピールポイントになります。
例文
基本的に1人で仕事をこなすというダンプ運転手の仕事スタイルが、自分に合っていると思い応募しました。
自宅からも近く、昼夜逆転の生活が続いても、それほど負担には感じないため、ダンプ運転手の仕事に適していると思っています。
コミュニケーション能力が高い
ダンプ運転手は、基本的に1人でダンプカーに乗り業務を行うので、1日の労働時間のほとんどを1人で過ごします。
そのため、人と接する機会が少ないのでコミュニケーション能力は必要ないだろうと思われがちですが、行き先や現場などでの必要最低限のコミュニケーションは必要です。
例えば、当たり前のことですが現場に行った際は、挨拶や1日の流れなど打ち合わせが必要になります。
なので、ダンプ運転手の面接で「人と話すことが好き」、「コミュニケーション能力に自信がある」というのは、決して的外れな志望動機ではありません。
むしろ、根暗な人より積極的にコミュニケーションをとれる人のほうが、採用する側としても欲しい人材です。
例文
ダンプ運転手は、運転以外にも行き先などでお客様とのコミュニケーションや出会い、感謝がある仕事内容と聞き、そこにやりがいを感じ応募しました。
また自分は、前職で営業マンをしていたので、営業力と運転には自信があります。
集中力・注意力がある
ダンプ運転手は、一瞬の気の緩みが大事故へと繋がってしまうので、高い集中力と注意力が求められます。
会社として事故は大きな損害です。また、会社によっては事故損害の一部は運転手が負担なんてところもあります。
そのため、事故を起こさないよう、常に安全運転を意識することが大切です。
「集中力・注意力が高い」、「安全運転を常に意識している」といった志望動機は、面接官からの評価も高くなります。
例文
自分は、運転が得意であることはもちろん、集中力・注意力にも自信があります。これまで面接を取得してから、違反や事故歴は1度もありません。
また、長時間・長距離の運転も問題ないので、自分のスキルを生かせるのではないかと思いダンプ運転手に応募しました。
ダンプ運転手に憧れている
幼い頃からダンプ運転手への憧れの気持ちが強くあるというのも、十分な志望動機になります。
例えば、両親や親族がトラック運転手だったり、街で見かける大型ダンプカーを乗りこなす人の姿に憧れてダンプ運転手を目指す人も多くいます。
憧れからダンプ運転手になりたいという思いは、面接官にも響くので、しっかりと伝えるようにしましょう。
例文
父親が大型トラック運転手で、小さい頃から父親の運転する姿に憧れ、自分もドライバーの仕事がしたいと思いダンプ運転手に応募しました。
また、車好きなこともありトラック自体も好きなので、自分だけの愛車で仕事をするのが夢でもあります。
ダンプ運転手になるためにアピールすべき自己PRのポイント
ダンプ運転手は、深刻な人手不足なため必要な免許があれば就職しやすいドライバーの仕事です。
「自分自身の強み」をしっかりと伝えましょう。
面接や履歴書で上手に自己PRできる人の方が採用率は高くなります。
過去にドライバーなどの経験がある人は実績をアピール!
ダンプ運転手やドライバー職の方たちは、転職をする方も少なくありません。過去にトラック運転手をやっていた方がダンプ運転手に移るケースも多くあります。
あまりにも色んな会社を転々としている人は、長続きしないと見られイメージも悪くなってしまいますが、運転実績のある人の方が採用率が高いのは事実です。
経験のある人は、どういった車で、どのような物を運んでいたのか、また、走っていた地域や仕事内容なども詳しくアピールしてみましょう。
そして、なぜダンプ運転手に転職するのか理由もしっかりと伝えることが大切です。
「運転の実績があるので前職の経験を活かし、ダンプ運転手で活躍してみかった」など、今までの自分と今後の抱負を織り交ぜてみると良い自己PRになります。
免許や資格をアピール!
ダンプ運転手として働くには、車種によっては中型免許や大型免許が必要になります。
すでに大型免許まで持っている人は、即戦力になるので今すぐにでも欲しい人材です。なので、自分の持っている免許をしっかりアピールするようにしましょう。
また、ダンプ運転手は会社によりますが、自分でショベルカーやホイールといった建設重機を運転して積込みすることもあります。
そのとき必要な免許が「大型特殊自動車免許」となり、持っていると有利になります。
たとえ持っていなくても、会社で必要な場合、資格取得を会社側で負担するなど、サポート面が充実している会社も多くなっています。
なので、これから取得していきたいという意思をアピールしておきましょう。
免許や経験がない人は、やる気をアピール!
自分は免許や資格、経験も特にない、、って人の場合、採用されるために1番重要な自己PRはやる気です。
現在ダンプ運転手は深刻な人手不足のため、未経験の人でも積極的に採用する会社が増えてきていますが、どんな人でも採用されるわけではありません。
たとえダンプカーの運転経験がなくても、会社が求めている人材は、仕事に対して真面目に長期間働き続けてくれる人です。
そのようなことを考えると、取得免許や経験以前に「やる気」があるかどうかが1番重要になります。
ダンプ運転手に就くからには、「昼夜頑張って、たくさん稼ぎたい」、「早く道やルートを覚えて一人前になりたい」、「大型ダンプカーを乗りこなせるようになりたい」、このような自己PRが採用へと繋がるでしょう。
安全運転ができることをアピール!
ダンプ運転手に限ったことではないですが、運転手として安全運転を意識することは絶対に必要なことになります。
無事故運転ができるドライバーは、会社からの評価も高くなり信頼度も増します。
また、会社によっては「無事故手当」と呼ばれる手当を支給している会社が、数多くあり増えてきています。
会社によって手当の金額には差がありますが、1〜3万円程度が平均的な金額です。
毎月この額が給料にプラスとなれば、1年で最低でも12万、10年で120万です。当然もらえた方がいいですよね。
「安全運転を徹底しプロドライバーを目指したい」、「普段から安全運転を常に心掛けている」といった自己PRは効果的でしょう。
まとめ
この記事では、ダンプ運転手に転職する際の「志望動機」と「自己PR」についてご紹介してきました。
ダンプ運転手未経験の方は、志望動機や自己PRで悩むと思いますが、あなたの素直な気持ちを、はっきと伝えましょう。
特に面接の際は、相手の目を見てはっきりと話し、採用担当者の方によいイメージをもってもらうことが大切です。
そして、希望の会社に転職できるように頑張りましょう。